長女が1歳半頃のこと、予防接種を受ける前に水ぼうそうにかかってしまい、
水疱が全身に広がりかなり痛々しい状態になった。 それを見ているだけでもツライというのに、 ある日の晩長女がうめきながら体をかきはじめた。 見てみると体のあちこちが広い範囲で赤く腫れたようになっている。 何これ!?どういうこと!? 今までの経験と知識、過去に読んだ育児書・・・ どれだけ考えをめぐらせても何もこれといったものが出てこない。 どうしよう・・・どうしよう・・・ その時は旦那がいたので旦那に頼んで救急に連れて行ってもらったのだが、 旦那を送り出した後に思い出していた。。。 そうだ・・・この感じ・・・ いつ病気やケガをするのかわからない不安・・・ いざそうなった時にどうするべきなのか即座に決定しなければならない責任。 以前「初めての育児が苦しかった理由・その1」という記事にも書いたが、 長男が赤ちゃんの頃は本当に叱られることが多く常に不安との闘いだった。 大きくなるにつれてだんだん病気もしなくなり、 安心して行ける病院も見つかったことで忘れつつあった感覚。 自分1人がこの小さな命を守っているという責任の重さ。 自分が判断を間違ってしまえば取り返しのつかないことになる。 そのどうしようもなく重過ぎるプレッシャー。 2時間ほどして旦那と長女が帰ってきた。 長女は安心したようにスヤスヤ寝ている。 診察の結果はジンマシン。 アレルギーは何もないはずなのに・・・なんで・・・? 水ぼうそうの薬のせい・・・? 今日、蚊に刺されてしまったからそのせい・・・? ああ・・・やっぱり私がちゃんとしてなかったから・・・。 どんどんどんどん気分が落ち込み悲しくなってくる。 「ジンマシンはこれといった原因がわからない場合も多いんだって。 薬もらったからもう大丈夫。 水ぼうそうの薬は関係ないだろうって言ってたよ^^」 「なんかね、ジンマシン出るとどこの親も顔色変えて慌ててくるらしいよ。 でもよくあることだからそんなに心配しなくていいって^^」 心配しなくていい・・・ その言葉にどれほど救われただろうか・・・。 ふと思い出した。 そうだ・・・病院に行ったり健診に行ったりするたびに叱られる。 その繰り返しで私は医者に診せるのが怖くなっていたのだ。 また叱られるんじゃないか・・・。 自分の責任を問われるんじゃないか・・・。 そのことがとても恐怖になっていたのだと・・・。 ⇒「責任の置き場所」へつづく |
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