今年の夏休みは約10年ぶりぐらいに実家に帰りました。
・・・というのも、長男は私の実家に行ったことがあるのですが、 長女や双子たちはまだ一度も私の実家に行ったことがないからです。 周りの友達は、おばあちゃん家に遊びに行ったとか、 夏休みに泊まりに行ったとか話している中、 長女や双子たちは、おばあちゃんの存在は知っているものの、 おばあちゃんとの思い出がほとんどないのです。 どんな所に住んでいて、どんな生活をしていて、 どんな人柄なのか、自分たちのことをどれだけ知っているのか、 何もわからない・・・。 このままでいいんだろうか・・・・。 何年も前からずっとそのことが気にかかっていて、 母親の年齢や体調のことなども考えると、 これ以上先延ばしにはできないなと・・・。 自分にとっては、もう一生会いたくないと思うほどの存在なので、 それはそれは憂鬱でとても気が重かったです。 でも自分にとっては当たり前だった祖父母というものを、 この子達は一生知らずに大人になるのかと思うと、 やっぱり可愛そうな気がして・・・。 ほんの数日だけのこと・・・。 なんとか乗り切ろう・・・。 出発当日はもうまったく頭が働いていませんでした。 予定が入っている時はだいたいそうなってしまうのですが、 不安だらけの予定なのでなおさらです ![]() 母親は相変わらずのマイペースでした。 なんでそんなやり方をするんだ そんなことも知らないのか どうせお前にはわからないだろう 昔から何度も聞かされてきたそんな毒舌も相変わらず・・・ ![]() でも私にとって苦痛でしかなかったその毒舌も、 子供たちにとってはなぜかなんの毒にもならなかったようです。 おばあちゃんがぐじゃぐじゃ言っている横でも、 子供たちは平気で笑い、走り回り、にっこにこ。 犬の散歩に出かけたり、庭で虫を探したり、海に行ったり、 自由気ままに田舎の暮らしを満喫していました。 「俺ここ気に入った!ここに住みたい!」 えなりやゴルゴは何度も何度もそう言っていました。 おばあちゃんと一緒に買い物に行った時、 店先にあったガチャガチャをえなりが見ていると、 おばあちゃんが小銭を出してくれました。 「え?いいの? ![]() 今までそういう経験をしたことがないので、えなり困惑(笑) 「いいよ」と言うと、大喜びで小銭を入れていました^^ 帰りの空港でも、おばあちゃんが一人ずつにお金を渡して、 「欲しいもの買っておいで」・・・と。 意味不明に大量の食事を出し、 ちょこちょこといろんなものを買ってくれて、 都会の人が知らないようなことを知っていて・・・ おばあちゃんて、こういうもんなんだね・・・。 子供たちもようやく理解できたようです。 実家へ行ってからえなりはお茶を飲むようになりました。 普段は麦茶ぐらいしか飲まないのですが、 おばあちゃん家で毎食飲んでいた緑茶が気に入ったようです。 そして兄弟3人で、おばあちゃん家に行った時のことをよく話しています。 よっぽど楽しかったのでしょうね。 行く前は不安で不安で仕方なかったけど、 やっぱり頑張って行ってよかったな・・・。 |
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