元夫と離婚して、もうすぐ7年ぐらいだろうか・・・。
離婚してみて最初に感じたのは孤独感だった。 少しでも早くあの状況から抜け出したくて、 少しでも早く旦那から逃げ出したかったはずなのに・・・。 運動会も誕生日もお正月も行楽地へ行くのも・・・いつも2人ぼっち。 それは想像以上に寂しいものだった。 自分が寂しいというより、 長男が寂しいと感じてるんじゃないかという心配・・・。 めったに家に帰ってこない、 めったに遊びに連れて行ってくれないとは言っても、 父親がたまにでも家にいてくれることと、 もう一生帰って来ないことの違いは大きかった。 そして、一緒に生活していた頃にすべて夫のせいにしていたことが、 実は自分にも原因があったことに気づき始めた。 長男の引っ込み思案、何でも簡単にあきらめてしまうところ、優柔不断。 それは私が植えつけてしまったものだった。 でももうそんな責任を転嫁する相手もいない。 過去の失敗もこれから先のことも全部自分1人で背負わないといけない。 本当にこれで良かったんだろうかという迷いが生じた・・・。 元夫は常にベタベタしていたいタイプの人だった。 でも私はもともとベタベタするのが嫌いだった。 メールがしたいと言って夫が携帯を買ってくれたことがあったのだが、 私は「なんで夫婦でメールしなきゃいけないの?面倒くさい。」 と言って、用事がある時以外使わなかった。 夫にとって、それは「大事にされてない」ということだったのだろう。 夫が「こうしてほしい」と言うことを次々と拒否する私。 そして子供が生まれたことによって、私はますます夫をないがしろにし、 夫はますますすねてしまい、子供に怒りすら覚えるようになった。 お前が俺のことを大事にしないから、俺もお前を大事にできない・・・。 つまりはお互いに求めるものが違いすぎたのだ。 何度も何度も考えた。 あの時、自分が夫の望むような妻になれていたら、 家族3人もっとずっと長く仲良く暮らせたのだろうか・・・と。 でも・・・。 私がベタベタできないのは、決して性格的なものだけじゃなく、 昔から人に体を触られるのが嫌いだからなのだ・・・。 ある意味、病的なもの・・・。 でも、夫はそういう人の心の闇みたいなものには全く関心がない。 楽しいことやカッコイイことは好きだが、深刻な話は嫌いな人だった。 心の闇を抱えた自分が、 心の闇に何の関心もない夫と暮らすのはやっぱり無理だった・・・。 あれから7年たち、再婚し6人家族になった我が家。 長男が長女にこんなことを言っていたことがある。 「長女ちゃんたちが生まれるまで、兄ちゃん1人ぼっちだったんだぞ。 寂しかったんだぞ・・・(`・ω・´)」 そして、再婚した今の旦那のことを聞いてみた時には、 「いいんじゃないの?いないよりは・・・」と言っていた。 父親がいない時期があったからこその言葉。 使い物にならなくても、頼りにならなくても・・・ いないよりはマシ・・・ 私は元夫と離婚する時、 こんな父親ならいないほうがマシだと思って離婚したんだけどね・・・ ![]() 人生はやり直しができない。 あの時違う選択をしていたらどうなっていたんだろうなんて、 どれだけ考えたって答えはわからない。 離婚して後悔したこともあった。 再婚してもやっぱり後悔することはたくさんあった。 ただひとつ、後悔せずにすんだことは、 長男に兄弟を作ってあげることができたこと。 2人っきりの寂しい誕生日、運動会、お正月・・・。 もうそんな思いをさせなくてもいい・・・。 この記事を書きながら、ふと あぁ~、私の泥沼の時期は終わったんだなぁと感じました。 来年には長男は、もう高校生です。 受験に合格してれば・・・ですが(笑) |
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