うつ病になって料理ができなくなってしまう人は多いと思うが、
以前は私もまったく作れない時期があった。 何度冷蔵庫を開けても何を作ればいいのか思いつかない、 ・・・というのか、何をしたらいいのかがわからない。 それまで長年台所に立って料理をしていたはずなのに、 包丁とまな板を取り出してみても、ただ眺めていることしかできず、 買い物に出かけても、何を買ったらいいのかわからない・・・。 そんな状態からスタートして、 おにぎりが作れるようになり、玉子焼きが焼けるようになり、 とにかく1品でもいいから、自分で作った料理を出すことを目標にした。 買ってきた物ばかりの食事の中に、ポツンとある玉子焼き。 その玉子焼きが、やがて目玉焼きになり、ゆで卵になり、オムレツになった。 1品が継続的に作れるようになったら次は2品。 2品が作れるようになったら次は3品。 冷凍のコロッケをただ揚げるだけでもいい、チンして袋から出すだけでもいい、 とにかく、自分で必ず何かをすることを目標にした。 そしてその次は、自分でメインの料理を作ることに挑戦。 しかし、これは少々キツかった。。。 もともと私は料理が得意でもないし、好きでもない。 頑張ってみようと料理の本を見てみても、なかなか気力がわかない ![]() 一気に進むのはやはり無理だとあきらめて、 まずはチャーハンやオムライス、野菜炒めなど、簡単なものから。 毎日は続かないので、最初は週に1回からスタート。 それが週に2回になり、3回になり、今では毎日作れるようになった。 そんな私の今の目標は魚介類の料理を増やすこと。 子供たちは魚が好きなのだが、私は魚介類の料理はもともと苦手。 よっぽど体調の良い日でないと、料理本とにらめっこしながらは作れない。 でも、たまにでも魚料理が出てくると、子供たちは大喜び。 「おいしい! もっと食べたい! また作ってね♪」 そんな嬉しそうな顔を見ていると、もっと作ってあげたいなぁと思う。 ここまで来るのに6年もかかってしまった。 でも、そんな苦労も忘れてしまうほど、 子供たちに手作りのものを食べさせてあげられることは嬉しい。 料理自体は、一生好きになれない気がするが・・・(笑) |
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