ここのところ、かなりの体調不良が延々と続いている。
胃の痛みに始まり、頭痛、腹痛、腰痛、下痢、吐き気、めまい・・・ 人間ここまで具合が悪くなるものかと呆れてしまうほど・・・。 だいたい予想はしていたが、私が心身の症状を訴えなくなってから、 夫婦間の会話は極端に減った。 「行って来ます」「ただいま」ぐらいしか会話のない生活。 子供たちは、日に日に「お母さんじゃなきゃ嫌だ!」と言うことが増え、 「はいはい、お母さんがいいんだね」と旦那はすぐにあきらめる。 結局私が常に1人で3人を面倒見ている状態。 たまに寝かしつけに行ってくれても、旦那のほうが爆睡してしまい、 目を覚ましたえなり三男が何度もリビングに走って来たり、 ゴルゴ次男や長女が延々泣いていたり・・・。 体調不良を起こし始めてもう半年以上。 私はいったいいつになったら安心して休める日が来るのだろうか・・・。 クシャクシャに干された洗濯物、髪の毛が散らかった洗面所、 水切りカゴの底に溜まった水に浸かってる食器。 手伝ってくれるだけで有難い、私が神経質すぎるんだ・・・ ずっとそうやって自分に言い聞かせてきた。 風呂場に大量に虫が発生していたが、もちろんそういう対処もしない。 庭の草も伸び放題。 どんな時でも私が先頭に立ち、旦那は後ろを付いてくるだけ。 忙しいから仕方がないんだ、疲れているから仕方がないんだ・・・ ずっとそうやって言い聞かせてきた。 だけど小さな小さな積み重ねがどんどん山となり、 旦那に対する不快感が日々増殖していった。 日に日に病状は悪化を辿り、どんどん体は動かなくなっていった。 もはや、横になっているだけでもツライ・・・。 最近になってようやく旦那が声をかけてきた。 「どっか痛いの?」 ・・・まるでついさっき痛くなったみたいに・・・。 どこが痛いんだろうね・・・。 もう私にもわからないよ・・・。 誰とも会話をせず、誰の気持ちも知ろうとせず、 旦那はいったい誰と一緒に暮らしているんだろうか・・・? いつまでたっても自分1人の世界を抜け出せない人。 なんでこんな人と結婚してしまったんだろうか・・・? うつ病の妻に頼りきってる夫。 一緒にいるだけで吐き気がする・・・。 |
かなり前の話になるが、長男が小学2年か3年の頃のこと。
長男の部屋を掃除していると1枚の絵日記を見つけた。 そしてそこには、行った覚えのない花火大会の絵。。。 その頃私はとても体調が悪く、夏休みにどこへも連れて行ってなかった。 友達はディズニーランドだ海外だと言っている中、どこへも行けなかった長男。 いったいどんな気持ちでその絵を書いたのだろう・・・。 楽しそうに笑っている顔が書かれた絵。 でたらめが書いてある文章。 「楽しかったです。」 涙が止まらなかった。 ごめん・・・気づいてあげられなくて・・・ごめん・・・。 うつ病の私にとって外へ出かけていくことはとても重労働で、 人混みなんて見ているだけでも気分が悪くなるほどだった。 そんな私を見ていて、長男も何も言い出せなかったのだろう。 嘘の絵日記を学校に提出していたのだ・・・。 あれから数年。 映画館、花見、お祭り、初詣、水族館、遊園地・・・。 いったいどれだけ出かけただろうか・・・。 もう同じ思いをさせたくないと、長女を妊娠中も、双子を妊娠中も、 ヒーヒー言いながらあっちこっち行ったっけ・・・。 過ぎた時間は取り戻せないけど、 あの時の痛みが少しでも和らいでくれますように・・・と。 体調が悪い時に出掛けるのは本当にしんどい。 もう嫌だ、もう帰りたい・・・そんなことばかり考えている時もある。 それでもまた結局出掛けていく自分がいる。 先日は近所のお祭りに行って金魚すくいをしてきた。 今、家の水槽でゆらゆらと泳いでいる。 「ねぇねぇ?、金魚さんにご飯あげたいよ?。」と長女が言うと、 「金魚さんね、まだお腹すいてないんだって。」と長男が答える。 「大変、大変。金魚さんが死んじゃった。」と長女が言うと、 「うふふ、寝てるだけだから大丈夫だよ。」と長男が答える。 そんな2人の温かな会話を聞いていて、ふと心が癒される。 将来そんなふうに自分の子供にも金魚の飼い方を教えてあげるのかな・・。 30年以上生きてきた自分にとっては、今年の夏もいつもの夏でしかない。 でも子供たちにとっては、一生に一度しかない大事な夏。 子供たちは常に「今」を生きている。 なかなか体調不良から抜け出せない私だが、 どんなことがあろうとも親としてできることはあきらめずにやっていきたい。 |
| ホーム |
|